加ドル:8日続落、過去3年で最長の下落-原油安と経済指標の弱さで

11日の外国為替市場で、カナダ・ドルは8営 業日続落し、ここ3年余りで最長の下落となった。商品相場が値下がりしたほか、 7月の住宅着工件数の減少を受け、カナダ銀行が利下げするとの観測が広がった。

原油相場が14週間ぶりの低水準となったことを受け、カナダ・ドルは約1年 ぶりの安値に落ち込んだ。商品はカナダ輸出の約半分を占める。米国はカナダ最 大の貿易相手国。

ローレンシャン・バンク・セキュリティーズのチーフエコノミスト、カルロ ス・レイタオ氏(モントリオール在勤)は「今やカナダ経済は低調で、リセッシ ョン(景気後退)の可能性さえ存在するとの認識がある」と指摘。「最近の商品 安は打撃となっているが、より根本的にはカナダ経済の弱さがある」と説明した。

カナダ・ドルは、トロント時間午後2時21分(日本時間12日午前3時21 分)現在、前週末比0.3%安の1米ドル=1.0699カナダ・ドル(1カナダ・ドル =0.9347米ドル)。一時は1.0716カナダ・ドルと、2007年8月17日以来の安値 を付けた。8日は1.0667カナダ・ドルだった。

カナダ住宅金融公社(CMHC)が11日発表した7月の同国の住宅着工件数 は年換算ベースで18万6500戸と、今年最低となった。6月は21万5900戸(改 定値)だった。ブルームバーグの調査によれば、エコノミスト18人の予想中央 値は21万戸と、6月の21万7800戸(当初発表分)から減少が見込まれていた。

カナダ2年債(表面利率3.75%、2010年6月償還)の利回りは、6ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.77%。価格は11セント下げて、

101.71カナダ・ドル。10年債(表面利率4.25%、2018年6月償還)の利回りは、 3bp上昇の3.64%。