日経平均は高値圏、輸出やゴム中心上昇-ドル建ても安値水準から反発

午後の東京株式相場は、日経平均株価がこ の日の高値圏となる1万3400円台でもみ合っている。一時は、300円以上上昇 する場面も見られた。原油相場の下落、為替相場の円安・ドル高傾向など日本経 済を取り巻く外部環境が改善しているとの見方が強く、キヤノンやトヨタ自動車、 三菱UFJフィナンシャル・グループなど時価総額の大きい銘柄を中心に高い。 原油安でコスト圧迫懸念が後退したブリヂストンなどのゴム製品株、東京電力な どの電気・ガス株も高い。個別では、午後1時に決算発表したHOYAが上げ幅 を拡大。東証業種別33指数は30業種が上昇、3業種が下落。

水戸証券の松尾十作投資情報部長は、「ドルベースで日経平均を見ると、8 日に年初来安値水準となっており、目先は自律反発となる可能性がある。当面は 6月高値(1万4601円)から直近安値(1万2671円)の半値戻し水準である1 万3600円を目指す」との見方を示した。ブルームバーグ・データによると、ド ルベースの日経平均は8日に117ドル59セントとなり、1月22日に付けた年初 来安値(117ドル65セント)を下抜けた水準にある。

午後2時16分現在の日経平均株価は前営業日比265円63銭(2%)高の1 万3424円4銭。TOPIXは同20.73ポイント(1.7%)高の1280.66。東証1 部の売買高は概算で14億6187万株。東証業種別33指数は28業種が上昇、5業 種が下落。東証1部の騰落状況は値上がり銘柄数1119、値下がり479。

TOPIXニューインデックスシリーズの動きを見ると、コア30指数は前 営業日比2.1%高、ラージ70は同1.9%高、ミッド400は1.3%高、スモールは 1%高となっており、相対的に時価総額の大きい銘柄が上昇している。コア30 指数の上昇寄与度上位には、トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グルー プ、ホンダ、キヤノンなどが並ぶ。

HOYAや日ゼオンが上げ拡大

個別では、HOYAが決算発表後に上げ幅を拡大。一時は10%以上の上げ となった。午後1時に発表した第1四半期(08年4-6月期)連結純利益は、 持ち分法適用子会社のNHテクノグラスの持ち分売却などが寄与し、前年同期比 24%増となった。一方、競争激化でフォトマスクなどの主要製品の価格低下の影 響などで営業利益は減益。

また、第1四半期(4-6月)業績はナフサ(粗製ガソリン)の価格高騰が 重しとなって減益となったものの、採算性を重視した販売政策の継続的な実施が 効果を表し始め、9月中間期計画に対する進ちょく率が高かった日本ゼオンも一 段高となっている。