カカクコム株が急反発、高い集客力を家電量販店も利用-広告収入増

インターネット上で、国内最大級の価格比 較サービスなどを提供するカカクコムの株価が急反発。運営サイト「価格.com」 の閲覧回数が順調に伸びているうえ、ライバル視されていた家電量販店との関 係が改善し、広告収入が増えると期待されている。

株価は一時前週末比2万6300円(10%)高の28万6400円まで買い進まれ、 投資家の短中期売買コストを示す25日移動平均線(28万7000円)に接近した。

野村証券金融経済研究所の富松陽介アナリストは8日付の投資家向けメモ で、「価格.com」は従来、家電製品の価格低下を助長させるサイトとしてメー カーから敵対視される傾向があったと指摘。ただ、集客力の高さが評価されて メーカーから直接情報が提供されるようになり、「大手量販店から価格情報の 提供も追加が進み、単なる口コミサイトにとどまらない情報が整いつつある」 (富松氏)という。同氏は、メーカーとの関係改善は広告出稿に、量販店との 関係強化は成功報酬型の手数料収入に好影響を与える可能性があるとしている。

カカクコムが7日発表した第1四半期決算(08年4-6月)によると、連 結純利益は前年同期比3.7倍の4億7800万円と大幅に伸びた。「価格.com」の 閲覧数が伸びたほか、レストランの口コミサイト「食べログ.com」、旅行口コ ミサイト「フォートラベル」なども利用者が増えた。7月の「価格.com」の利 用者数は1353万人と、6月の1333万人からさらに1.5%伸びた。

09年3月期の連結純利益予想は前期比30%増の17億円。これに対して野 村証は20億3000万円と、これまでの予想に2億3000万円を上乗せした。ブル ームバーグに登録された証券系アナリスト10人の収益予想では、純利益の平均 は19億5300万円。上ぶれ期待が強いようだ。