BML株が52週高値、臨床検査の受託単価が安定-業績上振れ期待

臨床検査大手ビー・エム・エル(BML) の株価が続伸。一時は前日比90円(4.5%)高の2100円まで買われ、52週高値 を更新した。4月の診療報酬改定を受けて、臨床検査の受託価格適正化に取り 組んでいる。こうした努力が実り、受託単価が安定、臨床検査受託事業の粗利 益率が向上しているため、通期業績の上振れが可能との見方が広がった。

BMLが8日の取引終了後に公表した第1四半期決算によると、連結売上 高は前年同期比7.2%増の198億円、営業利益は同48%増の17億円で、会社側 の計画を上回った。診療報酬改定で検体検査の公定価格が平均1%引き下げら れたが、大型施設に対する検査機器などの貸与や、院内検査室の運営受託など の提案型の営業を展開、受託単価の維持や適正化に努めた。主力臨床検査事業 の粗利益率改善で、営業利益率は8.8%と前年同期から2.4ポイント上昇した。

いちよし証券経済研究所の山崎清一シニアアアナリストは四半期決算の大 幅増益について、「前年同期の水準が低かったという要因もあるが、受託単価 の下げが会社想定より軽く、利益面で若干の上振れがあったようだ」ととらえ ている。第2四半期以降も単価を一定範囲で維持できれば、「通期業績の上振 れが可能」と同氏はみている。

同証券によるBML株の目標株価は2400円。向こう5年間の1株利益(E PS)成長率を5%と試算、加重平均資本コスト(WACC)を6%とみて、 ディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)法で算出した。