日立造船株が急反発、第1四半期は最終黒字に-原材料高でも通期維持

日立造船の株価が急反発し、一時前週末 比13円(12%)高の120円まで上げ幅を拡大した。舶用原動機やプラント用 圧力容器、自動車向けプレス機械などの機械・プロセス機器部門が堅調に推移 したほか、公共投資の減少で厳しい環境が続く鉄構・建機部門の事業構造改革 が進んだ影響で、8日に発表した第1四半期(2008年4-6月)の連結最終損 益は黒字転換した。原材料価格の高騰が警戒される中でも、通期計画を維持し ており、足元の収益動向を好感した買いが優勢となっている。

日立造船の第1四半期の連結決算では、利益率の向上や遊休資産売却など もあり、11億円の黒字となった。前年同期は3900万円の赤字。部門別売り上 げでは、公共投資低調の影響で環境・プラント部門は前年同期比19%減の179 億円となったが、機械・プロセス機器は0.6%減の220億円と底堅く推移。鉄 構・建機は24%増の50億円と伸びた。

09年3月通期の予想については、本業のもうけを示す連結営業利益ベース で前期比1.6%増の110億円を据え置いている。