JPモルガン・横山氏:今週の債券は調整か、1.5%割れは買われ過ぎ

JPモルガン証券チーフストラテジストの 横山明彦氏は11日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、今週の 債券相場の見通しなどについて、以下のようにコメントした。

今週の相場見通しと予想レンジ:

「先週まで日本でも景気後退しているとの見方が強まり、長期金利は1.5% 割れまで買われたが、ややスピードが急だったこともあり、今週を通しては調整 し、相場下落の可能性が高まっていると思う。新発10年債利回りで1.44%-

1.57%程度、先物9月物では136円50銭から138円20銭程度とみている」

「年度内に金融政策不変の可能性を7割、利下げの可能性を多めに見て2割 5分、利上げの確率を5%以下とみた場合、適正な水準は10年債利回りでは

1.5%台、5年債は1.1%台程度とみている。現在、これらに比べてやや買われ 過ぎといえる」

「季節的パターンでは、お盆に向けて金利・ボラティティー(変動率)は低 下パターンをたどることが多い。実際には、お盆直前に底をつけて、お盆中から は金利・ボラティリティーともに上昇するパターンが例年みられる。また、相場 が上昇する過程で、長国先物の未決済の残高である建玉が6兆円から9兆円台ま で積み上がっている。このあたりでポジションの面からも調整の可能性が高まっ ている」

「国内では内閣府が景気判断を下方修正しており、4-6月期の国内総生産 (GDP)もその再確認となりそうだ。海外では物価関連指標の生産者物価(P PI)、消費者物価(CPI)やイタリア、ドイツの長期債供給などもあり、長 期金利の上昇要因として効いてくるだろう」

--共同取材:吉田尚史  Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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