【注目株】トヨタ、証券株、東エレク、武富士、イオン、食品株(2)

11日の材料銘柄は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):11日付の日本経済新聞によると、国内市場で販 売するハイブリッド車や商用車を今秋にも1-3%値上げする方針を固めた。 鋼材など原材料費上昇の影響が大きい車種に限定し、小型車「カローラ」や高 級車「クラウン」などの主力車種の値上げは見送る見通し。

資源株:国際石油開発帝石ホールディングス、石油資源開発の2社は8日、 原油価格の想定水準を引き上げたことに伴い、09年3月通期の連結純利益予 想を上方修正した。販売価格の上昇が利益を押し上げ、そろって過去最高益を 計上する見通し。想定水準は現在の原油価格と比較してやや控えめなため、今 後さらに業績予想を増額する可能性もある。

証券株:10日付の日本経済新聞朝刊は、自民党の麻生太郎幹事長が9日、 札幌市内で講演し、経済対策の一環として証券優遇税制の拡充を検討していく 考えを明らかにした、と報じた。1人当たり300万円までの株式投資について、 配当金を非課税とする制度の創設を提案したという。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):2011年2月末までに食品主 体のスーパーを3割増やし、300店にする。10日付の日本経済新聞朝刊が報じ た。既存店の改装も含め、投資額は約450億円程度の見通し。

ブリヂストン(5108):6月中間期の連結純利益は前年同期比30%減の 372億円。タイヤ販売は増加したものの、原料となる天然ゴムの高騰で採算が 悪化し、2年ぶりの減益となった。為替レートの前提や原料高の影響を見直し、 通期(08年12月期)の業績予想を下方修正、純利益は従来の900億円から 660億円とした。

東京エレクトロン(8035):DRAMやフラッシュメモリーの市況低迷に よって半導体メーカーの設備投資の回復が遅れていることから、通期(09年3 月期)の業績予想を下方修正した。純利益予想は4割減額して前期比69%減の 330億円とした。

武富士(8564):第1四半期(4-6月)連結純利益は前年同期比93%減 の13億円。上限金利引き下げで主力の営業貸付金利息が低迷したほか、利息 返還関連の費用増加も影響した。通期純利益予想は期初予想の115億円を据え 置いた。

クレディセゾン(8253):第1四半期(4-6月)連結純利益は前年同期 比16%減の91億円。キャッシング金利を引き下げた結果、融資による受取利 息が減った。

航空株、鉄道株:10日付の東京新聞朝刊によると、国土交通省は9日、 成田、羽田両空港を短時間で結ぶ鉄道の整備に向け、2009年度に本格的な検 討に着手する方針を固めた。10年度に開業する成田新高速鉄道の活用や既存 路線の改良を通じて、両空港間の連絡に要する時間を現状の106分から65分 程度に短縮する。早ければ、同年度の事業着手を視野に入れているという。

日本マクドナルドホールディングス(2702):20日からビッグマックな どの一部商品を値上げする。08年12月期の食材など原材料費が100億円近く に上るため。値上げ幅は10-30円で商品や地域によって異なる。原材料高が 本格化した昨年以降、値上げは3度目で、原材料費の転嫁だけを目的に値上げ するのは今回が初めて。

マツモトキヨシホールディングス(3088):11日付の日本経済新聞によ ると、マツモトキヨシは雑貨専門店に参入する。医薬品を一切取り扱わず、化 粧品と美容雑貨を中心にした店舗で、年内に1号店を開業し、5年後に100店 に拡大する。

イオン(8267):ドラッグストアや調剤薬局を展開する関西の中堅チェー ン、シミズ薬品と資本・業務提携することで合意した。手薄だった関西圏を強 化し、高齢化や健康志向の高まりで成長が見込まれるドラッグストア事業での 勢力拡大を狙う。

食品株:11日付の読売新聞によると、農林水産省は政府が製粉会社に売り 渡す輸入小麦の価格を10月から20%程度引き上げる方向で検討に入った。8 月下旬に発表する。07年4月、10月、08年4月に続き4回連続の値上げとな り、パンやめん類など小麦製品の店頭価格へも影響を与えそうだとしている。

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674):鉛価格が下がったうえ、合理 化や経費削減が寄与し、第1四半期(4-6月)の連結営業利益は24億9900 万円だった。前年同期は13億6100万円の赤字。09年3月期の連結営業利益予 想は前期比5.0%増の130億円と従来計画を据え置き。

共栄タンカー(9130):第1四半期(4-6月)に全船がフル稼働したうえ、 船費の上昇が小幅だったことで、9月中間期の業績予想を上方修正。連結経常 利益は従来計画比33%増の1億6000万円。前年同期は1億8500万円だった。

AOKIホールディングス(8214):第1四半期(4-6月)の連結営業利 益は前年同期比33%減の24億5400万円。増収を確保したものの、創業50周 年記念セールに伴う販売促進費やのれん償却額の計上が響いた。ただ、期初計 画に対してはおおむね予定通り推移したという。

ロイヤルホールディングス(8179):個人消費の落ち込みや景況感の悪化を 背景に外食事業で来客数が落ち込んだうえ、ホテル事業では一部稼働率が低下 していることから、08年12月期の業績予想を下方修正。連結純利益は従来予 想比87%減の2億円にした。前期実績は10億6400万円だった。

東洋エンジニアリング(6330):前期以前に受注した大型案件が順調に進ち ょくしたことで、第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比69%増 の33億2800万円。09年3月期の連結営業利益予想は前期比13%増の155億 円と従来予想を据え置いた。

ディスコ(6146):半導体メモリーメーカーやパッケージメーカーで、採算 悪化を理由に設備投資計画を延期や凍結する企業があることから、09年3月期 の業績予想を下方修正。連結営業利益を従来計画比36%減の105億円にした。 前期実績は193億円だった。

エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):第1四半期(4-6 月)決算は、コンサートの公演数・動員数が増加したことなどで増収を確保し たものの、公演に関連した費用や映像コンテンツ制作の費用がかさみ、1億 2100万円の営業赤字に転落した。前年同期は1億6100万円の黒字。09年3月 期の連結営業利益予想は前期比0.1%減の85億円と従来予想を据え置き。

日本ハム(2282):食肉の売り上げが順調に伸びる見通しで、09年3月期の通 期純利益予想を従来計画比60%増の120億円に上方修正した。前期実績は15 億5500万円だった。

THK(6481):第1四半期(4-6月)連結営業利益は前年同期比15%減 の66億7100万円。原材料価格の上昇に加え、労務費、減価償却費などの増加 が響いた。09年3月期の連結営業利益予想は前期比13%増の305億円と従来 計画を据え置き。

建設・不動産:民間信用調査機関の東京商工リサーチが8日発表した企業倒 産状況によると、7月の全国企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、2003 年10月以来4年9カ月ぶりの高水準となった。不動産業と建設業の倒産が大 幅に増加したことが響いた。

キヤノンマーケティングジャパン(8060):発行済株式総数(自己株式を除 く)の2.4%に相当する350万株、50億円をそれぞれ上限に自己株式を取得す る。取得期間は11日から9月22日まで。

アオキスーパー(9977):発行済株式総数の3.33%に相当する50万株、5 億円をそれぞれ上限に自己株取得する。取得期間は11日から09年4月30日 まで。

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