欧州債(8日):週間では3週連続高-ECB総裁発言で利上げ観測後退

今週の欧州債相場は週間ベースで上昇。3 週連続で上げた。景気が減速するとの欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁 の発言を受け、利上げ観測が後退したことが背景。

今週発表された経済統計で、ユーロ圏景気が悪化している兆候が強まった ことを背景に、独2年債相場が大きく上昇した。2年債に対する10年債の上 乗せ利回りは5月15日以来で最大となった。ECBは7日、政策金利を

4.25%に据え置いた。トリシェ総裁は政策金利決定後の記者会見で、4-6月 (第2四半期)と7-9月(第3四半期)の成長が「特に弱い」との見通しを 示した。

アンシンジェール・ドゥ・ボーフォールの債券ストラテジスト、マーク・ オスワルド氏(ロンドン在勤)は「トリシェ総裁からもっとタカ派的に発言が 出てくるとの懸念があったため、多くの市場関係者は同総裁の景気に関する発 言に安どした」と述べた。

2年債利回りは一時、前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイ ント)下げて4.03%を付けた。ロンドン時間午後4時17分までには4.05%。 同国債(2010年6月償還、表面利率4.75%)価格は0.06ポイント上げ

101.19。10年債利回りは4.25%と、前週末から10bp下げた。