中国人民元:3週連続安-新外為管理規制が資金流入を抑制との観測

今週の中国外国為替取引で、人民元はドルに対 し3週連続安となった。週間ベースとしてはここ1年で最長の続落。中国の新たな 外為管理規制が、一方的な人民元上昇を見込んだ投機資金「ホットマネー」の抑制 につながるとの観測が広がった。

中国人民銀行は8日、人民元の中心レートを8営業日連続で前営業日の終値を 下回る水準に設定。8日連続は2005年のペッグ(連動)制廃止後で最長。中国は 6日、投機資金の流入阻止を目指した新規制を明らかにした。中国の外貨準備は6 月末時点で過去最高の1兆8000億ドルに達した。

招商銀行の為替アナリスト、劉東亮氏(深セン在勤)は「中国の資産バブルに つながったホットマネーを狙った動きだ」と指摘し、「政府の新規制が多くの投機 家を追い払うことから、元上昇観測は後退するだろう」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時30分(日本時間同6時30分)現在、前週末比0.24%安の1ドル=6.8588元。 前日比では上昇したものの、7-9月期に入ってからは0.06%安となっている。