スイスUBS:米でのARS和解費用、シティ上回る可能性も-関係者

スイス最大の銀行UBSは、米連邦や州が 同行の入札方式証券(ARS)販売で不正があったと主張している問題を解決 するため、シティグループやメリルリンチよりも多額の資金を支払う必要に迫 られる可能性がある。交渉の概要を知る関係者1人が明らかにした。

同関係者によると、UBSは連邦・州に訴えられている問題を近く解決す る見通しで、個人・法人顧客にARS買い取りを約束する可能性がある。その 額は当局側では250億ドル(約2兆7400億円)と見積もられている。

メリルは7日、約100億ドルのARSを個人投資家から買い戻す方針を表 明。同社の顧客が保有している金額に相当するとの見解を示した。

シティは同日、個人投資家から73億ドルのARSを買い戻し、1億ドル の罰金を支払うことで州・連邦当局と和解。UBSなど他行と当局との交渉の 枠組みとなる事例をまとめた。シティは法人顧客向けに、これとは別に120億 ドル分のARSの現金化を支援することも取り決めた。

ニューヨーク州のクオモ司法長官は同日、シティとの交渉結果を発表した 記者会見で「現状に見合った和解に達した」と述べる一方、「UBSの状況は 異なる」との認識も示した。

UBS広報担当のマーク・アレナ氏は、問題解決の方向性について質問さ れたのに対し「当行は、ARSの投資家全員にとって包括的な解決策が打ち出 せるよう関係当局と一貫して協力している」と述べた。

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