加藤産が1年ぶり高値、食品値上げで利益改善-ディフェンシブ性評価

加工食品卸の加藤産業の株価が反発。一時 は前日比77円(5.3%)高の1541円まで買われ、2007年8月6日以来、約1年 ぶりの高値を付けた。食品の値上げが相次ぎ、同社の粗利益率が改善している。 不採算先を中心に取引を見直していることもあり、2008年9月通期の業績上振 れ期待が高まっている。

会社側の今期連結営業利益予想は前期比12%増の45億5000万円。大手ス ーパーが仕入れ先の集約化に動いている関係で加藤産の取引量が増えているう え、相次ぐ食品の値上げでマージンが改善、営業利益率も0.05ポイント向上し、

0.72%になる見込み。

三菱UFJ証券の有賀泰夫シニアアナリストは6日付の投資家向けリポー トで、今期営業益予想を46億5000万円から47億円に増額、会社計画を上回る 可能性が高まったとして、投資判断「1(強い買い推奨)」を継続した。有賀 氏は「昨今ディフェンシブストックとして食品関連株が注目されていることを 勘案し、来期予想EPS(1株利益)97円20銭に対し、PER(株価収益率) 20倍を適用した1940円を目標株価とする」と述べている。

加藤産取締役社長室長の中村順氏によると、食品メーカーの単価引き上げ に合わせて同社も「得意先との取引の中身を徹底的に見直した」といい、条件 が改善している。

08年3月末時点における同社株の外国人持ち株比率は9.9%、投資信託は

1.7%。今月5日に07年10月-08年6月期(9カ月累計)決算を発表した後の 機関投資家の問い合わせ件数は「いつもより若干多い」(中村取締役)という。