トヨタ株が反発、第1四半期決算は減収減益も予想据え置き評価(2)

自動車販売で世界2位のトヨタ自動車の株価 が反発し、一時前日比210円(4.6%)高の4790円まで上げ幅を拡大した。前日 の取引終了後に発表された第1四半期(2008年4-6月期)決算は減収減益だ ったが、通期(09年3月期)予想を据え置いたことで、安心感が広がったと市 場関係者は指摘している。

トヨタの第1四半期連結決算は、主力の北米市場で利幅の大きい大型車の販 売が落ち込んだうえ、為替が円高で推移したこともあり、純利益が前年同期比 28%減の3537億円、売上高は同4.7%減の6兆2151億円と、同社が四半期業績 を開示した02年度以降で初の減収減益となった。

みずほインベスターズ証券の河合敦シニアアナリストは、トヨタの決算につ いて「業績自体は決して良いとは言えないが、市場で事前に出ていた下方修正懸 念が払しょくされたのは明るい材料」との認識を示している。