短期市場:翌日物0.50%前後か、円転効果でレポ低位-準備預金5兆円

短期金融市場の無担保コール翌日物は

0.50%前後で推移しそうだ。外資系金融機関が為替スワップの円転で安く調達し た資金の運用に動いており、レポ(現金担保付債券貸借)金利を低位に抑える格 好になっている。また、日本銀行は朝の金融調節を見送り、準備預金は5兆円に 小幅増加する見込み。

7日の加重平均金利は0.1ベーシスポイント低下の0.499%と、7月15日 以来の0.50%割れだった。朝方に0.505%で取引された後は0.50%を中心に推 移し、午後は0.49%まで低下した。8日受け渡し分も0.50%程度、ユーロ(オ フショア)円は0.45%程度だった。

レポは国債決済日でも0.50-0.52%と、コールと比べた下限域にある。市 場関係者からは、資金の出し手に回る海外勢の動きに、国内勢の運用も追随せざ るを得なくなっているとの指摘が聞かれる。コールでも当日物や翌日受け渡し分 で外銀から0.50%の運用が目立つ。0.4%台のユーロ円に対して割高なコールで の資金需要が低迷している。

この日は週末を挟んだ3日物の取引となり、準備預金の積み上げも日数計算 上から進ちょくしやすい。ただ、積みの平均ペースと比べた進ちょく率かい離幅 はプラス2.8と、進み具合は緩やかだ。15日に資金余剰日を控えるが、大手銀 行の積み需要が金利を下支えする面もありそうだ。

調節見送り予想-準備預金5兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比3000億 円減少の6兆9000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増加の5 兆円程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆3600億円)と積み終了先(7日 は1900億円)から推計した中立水準は4兆5000億-6000億円程度とみられる。