エルピーダ:4-6月純損益138億円赤字-DRAM不況で採算割(2)

DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込 み読み出しメモリー)メーカーのエルピーダメモリが7日発表した第1四半期 (2008年4-6月)の連結決算は、純損益が138億円の赤字(前年同期比は146 億円の黒字で最高益)になった。DRAM市況低迷の影響で販売単価が採算割れ で、数量が伸びても利益を確保できなかった。

売上高は前年同期比0.2%減の1092億円、営業損益は156億円の赤字(同 37億4000万円の黒字)だった。営業赤字は3四半期連続。

ブルームバーグ・データによると、エルピーダの主力商品である容量1ギガ (ギガは10億)ビットのDRAM製品1個当たりのスポット価格は、6日終値 が1.87ドルと去年11月の水準から40%下落。1ギガ品より世代が1つ前の容 量512メガビット品も史上最安値を更新中で、6日終値は1個88セントと1年 前の2-3ドルの水準から大きく下がっている。

このため、ほとんどのDRAMメーカーは赤字。エルピーダの提携先で世界 4位の独キマンダは4-6月期までに6四半期連続の赤字を計上、同期の営業赤 字は3億3900万ユーロ(約572億円)だった。5位の米マイクロン・テクノロ ジーも7四半期連続の赤字で、直近の3-5月期は2億3800万ドル(約260億 円)の営業赤字だった。

エルピーダは通期(2009年3月期)予想を開示していない。ブルームバー グ・データに登録するアナリスト19人の予想中央値は、売上高が前期比15%増 の4680億円、営業損益は108億円の黒字(前期は250億円の赤字)転換が見込 まれている。

エルピーダ株の終値は、前日比80円(2.5%)安の3070円。

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