ルネサンス株は小動き、会員数の減少が継続中-四半期赤字は縮小

スポーツクラブを運営するルネサンスの株 価が小動き。競争激化などで既存クラブの会員数が減少、4-6月期(第1四 半期)決算は赤字となった。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対 策に絡むプログラムへの顧客誘因も目覚しい成果を上げていないが、赤字幅は 前年同期や会社想定より少なかったため、売り叩く動きは見られない。午後1 時50分現在、前日比1円(0.2%)安の433円。

ルネサンスが6日の取引終了後に示した第1四半期決算(非連結)による と、売上高は前年同期比1.9%増の81億円、純損失は2億3900万円だった。運 営クラブ数が3店純増の97店になったため増収は確保したが、クラブ立ち上げ 費用やリニューアル費用などが響いた。会社側は人員配置の最適化や効率的な 販売管理費の投入を心がけた結果、損益分岐点が下がったと説明、営業赤字額 は2億5700万円と、想定より1億5200万円少なく出来たとしている。前年同 期は3億6900万円だった。

既存クラブの売上高は同2.1%減。「競争激化に加え、原油高に伴う消費マ インドの悪化などで退会者が増えた」(同社執行役員経営企画部長の安澤嘉丞 氏)といい、月末の在籍会員数は同3.3%減少した。4月にスタートした「特定 健診・特定保健指導」によりメタボ対策需要が高まっているが、「好業績の大 企業からいくつか受注があったものの、爆発的に伸びている状況ではない」(安 澤氏)という。

いちよし証券経済研究所の鮫島誠一郎シニアアナリストは「業界全体に販 促費の増加で収益性が落ちており、収益構造の見直しが必要」と指摘、改善が 確認できるまでルネサンス株は弱含むと述べた。同研究所のルネサンス株の投 資判断は「B(割安)」。「人々の健康志向が強まっていることや、業界に先 んじて収益構造の転換に乗り出したことなどから、来期、再来期での立ち直り が期待できる」(鮫島氏)としていた。

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