オフィス空室率は6カ月連続上昇、収益悪化で企業の需要後退続く

東京都心のオフィス需給を示す都心5区(千代田、 中央、港、新宿、渋谷)の空室率は6カ月連続で上昇した。収益が悪化している企業 のオフィス需要後退が続いている。景気後退局面入りの公算が大きくなる中、オフィ ス空室率の上昇が目立ってきた。

オフィス仲介業の三鬼商事(東京都中央区)が7日まとめた7月末の都心5区の 平均空室率は3.75%。前月比0.26ポイント上昇した。6カ月連続プラスは2003年6月 にかけての10カ月連続上昇以来5年ぶり。

内閣府は6日、景気の基調判断を後退の可能性が高いことを示す「悪化」に下方 修正した。サブプライム(信用力の低い個人向け住宅ローン)問題や原材料上昇で世 界経済が減速、日本企業の今期収益は7期ぶりの減益予想が出ている。

こうした企業活動の停滞がオフィス空室率を押し上げている。三鬼商事によると、 都心5区の平均賃料は3.3平方メートル当たり2万2860円と前月比で8円(0.03%) 下落した。