【注目株】NTT、イオン、ニコン、エルピーダ、クレセゾン(2)

7日の材料銘柄は以下の通り。

NTT(9432):6日発表した第1四半期(2008年4-6月)連結決算に よると、純利益は前年同期比17%増の1755億円となった。稼ぎ頭である携帯 電話子会社NTTドコモが、端末の割賦販売導入による経費負担軽減で大幅増 益となったため。通期予想は据え置いた。

イオン(8267):国内最大の面積を持つ環境対応型商業施設(SC)「レ イクタウン」(埼玉県越谷市)の全体概要を6日に発表した。10月2日に開 店し、年間来場者数は2500万人を目指す。環境にも配慮した同店舗は今後、 イオンが展開するSCのモデルとなる。

ニコン(7731):第1四半期(4-6月)の連結純利益は前年同期比23%減 の180億円。半導体メーカーの投資抑制や円高などが響いた。通期(09年3月 期)予想は、従来計画の前期比3.3%増の780億円を据え置き。また、半導体 露光装置生産用の新棟を建設するため、今期から3年間で約350億円を投資す る。半導体の回路線幅の微細化に不可欠で、今後急速に需要拡大が見込まれる ArF(フッ化アルゴン)液浸スキャナーの生産能力を現在の年40台から90 台規模に拡大する。

エルピーダメモリ(6665):中国のベンチャーキャピタル企業と組んで中 国にDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の新工 場を建設する。台湾に続き中国でも大規模な生産拠点を確保し、生産能力を現 状より40%拡大することで、パソコン用DRAMの需要増に対応する。

クレディセゾン(8253):7日付の日本経済新聞は、クレディセゾンの4 ―6月期の連結経常利益が170億円程度になったようだと報じた。消費低迷の 影響でカード事業の伸びが鈍化したうえ、不動産流動化などを手掛けるグルー プ企業の収益が伸び悩み、4―6月期としては過去最高だった前年同期に比べ 2割程度減少した公算が大きいと伝えている。

TBS(9401):今期(09年3月期)の連結純利益予想を3割引き下げた。 米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題や原材料高を受けた 企業がテレビ広告の出稿を予想以上に抑制しているためで、純利益は105億円 (従来予想は150億円)に減る見通し。前期比では45%減とマイナス幅が拡大。

船井電機(6839):第1四半期(4-6月)の連結純損益が138億円の赤 字になった。過年度法人税の追徴を費用処理したのが響いた。前年同期は13 億4000万円の黒字。114億円の赤字を見込む通期予想は据え置き。

クボタ(6326):鉄スクラップをはじめとする原材料価格の高騰などが響き、 第1四半期(4-6月)の連結純利益は前年同期比17%減の200億円となった。 09年3月通期の予想値である前期比7.4%減の630億円は据え置き、進ちょく 率は31.8%。

ダイキン工業(6367):景気悪化と天候不順で、第1四半期(4-6月)に 欧州で空調機器の需要が低迷。第2四半期(7-9月)以降も懸念が残るため、 09年3月期の業績予想を見直した。連結営業利益は前期比5.1%増の1350億 円と、従来計画から50億円減額。

昭和シェル石油(5002):村山康夫代表取締役社長が、健康上の理由で辞 任した。常務取締役の新井純氏が代表取締役社長代行に就任した。

CSKホールディングス(9737):第1四半期(4-6月)の連結営業損益 は37億5300万円の赤字。金融サービス事業で前第1四半期に大型投資案件を 精算した反動により大幅に損益が悪化した。株式市況低迷による証券事業の低 調、情報サービス事業の戦略投資の先行費用負担も響く。前年同期は176億円 の黒字。

大日本印刷(7912):印紙事業で出版印刷関連、住空間マテリアル関連が低 迷したものの、エレクトロニクス部門の液晶カラーフィルターが全体を押し上 げ、第1四半期(4―6月)の連結純利益は前年同期比11%増の99億7200万 円と増益を確保した。

セシール(9937):消費環境の冷え込みで売上高が計画を下回る上、用紙代 などのコスト上昇も重なり、08年12月期の連結純利益見通しを従来の6億円 から1億円に減額修正した。前期実績は41億1900万円の赤字。

森永製菓(2201):食料品製造事業で主力ブランドの「森永ビスケット」 「ダース」などが苦戦、原材料価格高騰の影響もあり、第1四半期(4-6 月)の連結営業利益は前年同期比67%減の5億5900万円にとどまった。09年 3月期の予想値である前期比17%減の41億5000万円は据え置き。

不二製油(2607):国内外市場でチョコレート用樹脂や機能性樹脂などスペシ ャリティ製品を拡販、数量増が寄与する格好で9月中間期の連結営業利益は前 年同期比76%増の40億円と、従来計画から10億円上振れる見込みとなった。 09年3月通期予想の80億円は据え置き。

ローランド(7944):生産調整や在庫圧縮など不透明な環境への対応を図った ことで原価率が上昇、販売費・一般管理費も膨らみ、第1四半期(4-6月) の連結営業利益は前年同期比36%減の18億3800万円にとどまった。第2四 半期にコンピュータ周辺機器事業で再度生産・出荷調整を行うことから、09 年3月通期の計画値を従来の127億円から前期比9%減の121億円に減額。

エンシュウ(6218):09年3月期の連結経常利益予想を上方修正。従来計画比 63%増の5億7000万円になる見通しだ。前期は6億5500万円の赤字。工作機 械関連事業のシステム機、輸送機器他関連事業の二輪車・バギー車用エンジン 部品の生産減少などから売上高は計画を下回るものの、利益面では為替の影響 が利益を押し上げる。

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