独アリアンツ4-6月期:29%減益-傘下ドレスナー銀の損失響く

欧州保険最大手、ドイツのアリアンツが6日 発表した2008年4-6月(第2四半期)決算は、前年同期比29%の減益となっ た。傘下のドレスナー銀行の損失が響いた。

アリアンツの発表資料によれば、純利益は15億2000万ユーロと、前年同期 の21億4000万ユーロから減少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナ リスト16人の予想中央値(12億6000万ユーロ)は上回った。

総収入は前年同期比9.5%減の220億ユーロとなった。ドレスナー銀行の営 業損失は5億6600万ユーロ。同行は資産担保証券の評価損2億8600万ユーロを 計上した。これまでの累計のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融 資)関連評価損は25億ユーロ余り。

アリアンツは09年まで市場の困難な状況が続くと予想。従って営業利益の 年平均伸び率10%の目標は「維持できない」と説明した。

ミヒャエル・ディークマン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、現在の 事業環境では正確な利益予想は不可能だと指摘した。アリアンツはドレスナー銀 行とその証券部門ドレスナー・クラインオートの売却に向け協議を進めている。

ランデスバンク・ベルリン・インベストメントのファンドマネジャー、ルッ ツ・ローマイヤー氏は決算発表前に、「アリアンツは、評価損の大本となってい るクラインオートをできるだけ早く処分することが重要だ」と指摘。「アリアン ツの経営陣はこの問題で結論を出すのが遅過ぎたと批判を受ける可能性がある」 と述べた。