カナダ・ドル:約1年ぶり安値-成長減速と国際商品相場の下落を嫌気

6日の外国為替市場で、カナダ・ドルは米ド ルに対し、約1年ぶりの安値に下落。成長減速に加え、国際商品価格が高値圏 から値下がりしたことが手掛かりとなった。

カナダ・ドルは5営業日続落。商品はカナダ輸出の約半分を占めており、 米国は同国最大の貿易相手国。

CIBCワールド・マーケッツのシニアエコノミスト、ピーター・ブキャ ナン氏(トロント在勤)はカナダ・ドル安について、「成長率の弱さに関する懸 念と商品価格の下落が主因だ」と指摘。「エネルギー価格は下げており、世界の 経済成長が減速するなか、米ドルの力強い上昇が見られている」と付け加えた。

カナダ・ドルは、トロント時間午後4時20分(日本時間7日午前5時20 分)現在、前日比0.5%安の1米ドル=1.0486カナダ・ドル(1カナダ・ドル =0.9537米ドル)。前日は1.0436カナダ・ドルだった。一時は1.0488カナ ダ・ドルと、咋年9月11日以来の安値を付けた。

原油先物相場は7月11日にニューヨーク市場で1バレル=147.27ドルを 付けて過去最高値を更新して以来、弱気相場入りの基準とされる20%以上の下 落となっている。米エネルギー省(DOE)発表の週間在庫統計で、予想外に 在庫増加と燃料需要の一段の後退が示されたことも要因となった。アジアや欧 州の成長減速の兆しのなか、主要6通貨に対するドル指数は2カ月ぶりの高水 準に達した。

米証券大手ゴールドマン・サックス・グループは、原油などカナダが輸出 する商品の値下がりを受け、米ドル買い・加ドル売りを推奨している。

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