PIMCOグロス氏:米財務省はファニーとフレディに資本注入の公算

債券ファンド運用最大手の米パシフィック・イ ンベストメント・マネジメント(PIMCO)の投資責任者、ビル・グロス氏は 6日、住宅金融大手ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦 住宅貸付抵当公社)の資本増強支援で、米財務省が両公社の優先株最大300億ド ル(約3兆3000億円)相当を購入せざるを得なくなるとの見通しを示した。

グロス氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「7-9月 (第3四半期)末までに、ファニーとフレディの優先株が発行され、財務省はそ れを引き受けるだろう」と予想。「財務省と住宅公社の密接な関係が出来上がる 方向に向かっている」と説明した。

フレディマックのリチャード・サイロン最高経営責任者(CEO)はこの日、 株価の回復を待ってから同社が55億ドル規模の増資計画に乗り出す方針を株主 に示した。フレディマックは5月に増資で合意したが、株価が一時80%下落し たことから増資を完了することができなかった。

一部投資家やアナリスト同様、同社の増資計画では不十分だとグロス氏はみ ており、米政府が恐らく100億-300億ドルの優先株を引き受けるだろうと述べ た。