アジア株:MSCI指数、4月以降で最大の上げへ-トヨタが高い

6日のアジア株式市場では、MSCIアジア太 平洋指数がここ3カ月余りで最大の上げとなった。自動車株や電機株が高い。原 油価格の下落によりインフレが緩和され、個人消費も活発になるとの見方が背景。

トヨタ自動車と韓国のサムスン電子が上昇。原油相場が続落したことに加え、 米金融当局が金利を据え置くとともに物価上昇が沈静化するとの見通しを示した ことに反応した。ソニーはここ2週間で最大の上げ。音楽事業合弁会社ソニーB MG・ミュージックエンタテインメントについて、ドイツ最大のメディア会社ベ ルテルスマンの持ち分50%を買い取ると発表したことが好感された。オースト ラリアのコモンウェルス銀行など金融株も高い。香港市場は、熱帯性暴風雨の影 響で休場だった。

プラティパス・アセット・マネジメント(シドニー)で18億ドル相当の資産 運用に携わるプラサド・パトカー氏は、「株式相場はハト(景気重視)派色を強 める世界中の中央銀行の政策スタンスに対し、プラスの反応を示すだろう」とし た上で、「原油は下落しており、インフレリスクは後退しつつある」と指摘した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時54分現在、前日比2.1%高の

129.82。このまま終了すれば4月21日以降で最大の上昇となる。値上がり銘柄 と値下がり銘柄の割合はほぼ6対1。10業種中9業種が上げた。日経平均株価 は前日比340円23銭(2.6%)高の1万3254円89銭で終了。