米マイクロソフト:200億ドルの自社株買いも-業界アナリストの見方

ソフトウエア最大手、米マイクロソフトは米 ポータル(玄関)サイト運営大手、米ヤフーに対する買収提案を取り下げ、株 価が2月以降、20%下落している。業界アナリストによれば、株主への埋め合 わせで、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は最大200億ドル(約 2兆1700億円)規模の自社株買いを実施する見通しだ。

インスティチューショナル・インベスター誌のソフトウエア業界アナリス ト 番付で2007年に首位になったUBSのヘザー・ベリーニ氏は、株価収益率 (PER)が22年前の上場来で最低となっているマイクロソフト株を現時点で 買うべきだと語る。同氏は08年6月期の四半期ベースでの平均を少なくとも5 倍上回る規模の自社株買いをマイクロソフトが向こう3カ月間で完了すると予 想する。

ベリーニ氏はマイクロソフトは自社株買いを「実施するまで発表しないだ ろう」と述べた。

同氏は150億-200億ドル規模の自社株買いで1株あたり利益を年間で最大 10セント押し上げる効果があるとして、マイクロソフト株が向こう1年で53% 上昇して40ドルに達するとみている。

ヤフー買収を試みて手元資金を必要としていたマイクロソフトは08年6月 期の自社株買いを124億ドル規模とし、買い戻すペースを落としていた。クリ ス・リッデル最高財務責任者(CFO)は7月のアナリスト会合で同社株価に ついて「著しく不満だ」と表明し、自社株買いは「これまでのどの時点よりも 意味がある」と語っている。

リッデルCFOは今年度に四半期ベースで買い戻す可能性のある規模には 言及しなかった。投資家向け広報担当のチャーリー・トレーシー氏は同CFO 以上のコメントは差し控えた。

マイクロソフトの5日株価終値は前日比3.7%高の26.21ドル。