エルピーダ:中国にDRAM新工場建設で40%増強-50億ドル投資(3)

DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き 込み読み出しメモリー)メーカー世界3位のエルピーダメモリは6日、中国の ベンチャーキャピタル企業と組んで中国にDRAM新工場を建設すると発表し た。台湾に続き中国でも大規模な生産拠点を確保し、生産能力を現状より40% 拡大することで、パソコン用DRAMの需要増に対応する。

エルピーダと中国の蘇州ベンチャー投資集団(SVC)は、中国江蘇省蘇 州市で年内に合弁会社を設立することで合意。市内の大規模工業団地に32万 平方メートルの用地を取得し、直径300ミリメートルウエハー対応の工場を建 てる。生産能力が月8万枚に達するまでの総投資額は約50億ドル(約5400億 円)となる見通し。

新工場は2010年1-3月期に量産を開始し、同年7-9月期に月4万枚 へ拡張、その後は需要に応じて倍の月8万枚へ増やす。工場建設とインフラ整 備は中国政府が行い、月産4万枚までの製造設備への投資は銀行借り入れと、 エルピーダやSVCなどによる出資計7億2000万ドル(約780億円)で賄う。

新会社への出資比率はエルピーダが39%で、SVGおよび両社に近く合流 する第三者が計61%を出資する予定。現地では、まず約1200人を雇用する。

エルピーダの現在の総生産能力は、300ミリウエハー換算で月20万枚。国 内では広島工場、台湾では現地の半導体メーカー、力晶半導体(パワーチッ プ・セミコンダクター、PSC)との合弁で工場を建設・運営するなどしてき たが、世界トップメーカーを目指すエルピーダにとって、首位の韓国サムスン 電子に追いつくためにも、さらなる生産能力の増強が必要と判断した。

エルピーダメモリ株価の6日終値は前日比90円(2.9%)高の3150円。

--共同取材 谷合謙三、桑子かつ代 Editor:Masashi Hinoki、Hitoshi Ozawa

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