アジア地域の債券保有リスク、1週間で最大の低下-FOMC声明で

6日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、アジア太平洋地域の債券保証コストがここ1週間で最大の下げと なった。4日発表された6月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は上昇し たものの、連邦公開市場委員会(FOMC)が5日の声明で早期利上げがないこ とを示唆したことに反応した。

日本を除くアジアの高利回り社債・国債のCDSスプレッドは4営業日ぶり に低下。米金融当局がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、ここ3年 余りで最も低い水準に維持するとの見方が広がった。FOMCは5日の据え置き 決定について「厳しい信用状況」を理由に挙げている。

JPモルガン証券の中空麻奈クレジット調査部長は、インフレリスクは非常 に高いが、今は高利回り社債の発行企業をはじめとして流動性危機の状況だと指 摘。現時点では米金融当局に選択肢はなく、金融機関がバランスシートを正常化 できるよう、FF金利を現行水準で維持する必要があると述べた。

ICAPによれば、20の高リスク・高利回り債券の発行体で構成するマー クイットiTraxxアジア(日本除く)指数は香港時間午前11時40分(日本 時間午後零時40分)現在、14.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下の532bp。指数低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

クレディ・スイス・グループによれば、同日本指数は5.5bp低下の108b p。シティグループによれば、同オーストラリア指数は8bp下げて133.5bp。