欧州債:2年債利回り、約10週間ぶり低水準付近-利上げ観測後退で

欧州債市場では独2年債利回りが5月27日 以来、ほぼ10週間ぶりの低水準付近で推移した。6月の独製造業新規受注指数 が予想に反して低下したことを受け、欧州中央銀行(ECB)が7日の定例政 策会合で利上げを決定するとの観測が後退したことが背景。

ドイツ経済技術省が6日発表した製造業新規受注指数は前月比2.7%低下 し、2007年7月以来で最大の落ち込みとなった。ブルームバーグ・ニュースの エコノミスト39人の調査では中央値0.4%上昇が見込まれていた。ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、60人全員が政策金利は

4.25%で据え置かれると予想している。

ノルデア・バンクのチーフアナリスト、ニールズ・フロム氏(コペンハー ゲン在勤)は、「注目されていた経済データは失望させる内容だった」と指摘 し、「市場関係者は7日のECBの基調がハト派に傾く可能性があるとみてい る」と語った。フロム氏の見通しでは、2年債利回りは1カ月内に4%に低下 する可能性がある。

2年債利回りは一時、前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)低下の4.19%。5月27日以来の低水準となった。ロンドン時間午後4時 56分までに4.25%となっている。同国債(2010年6月償還、表面利率

4.75%)価格は0.01ポイント下げ100.85。