香港キャセイ航空:08年上期は5年ぶりの赤字-燃料費高騰で

時価総額でアジア3位の航空会社、香港の キャセイ航空が6日発表した2008年1-6月(上期)決算は、半期ベースと してはこの5年で初めての赤字となった。航空燃料費が過去最高となったほか、 米国での価格談合事件の罰金支払いで引当金を積んだことが響いた。

香港証券取引所への報告資料によれば、純損益は6億6300万香港ドル (1株当たり16.8香港セント)の赤字だった。前年同期は25億8000万香 港ドル(同65.6香港セント)の黒字を計上していた。ブルームバーグがアナ リスト3人を対象にまとめた調査の予想中央値では、10億3000万香港ドル の黒字が見込まれていた。一方、売上高は前年同期比23%増の424億香港ド ル。

上期決算は、重症急性呼吸器症候群(SARS)の発生を受け、旅行客呼 び戻しのために航空券の値下げや無料配布を実施し、12億4000万香港ドル の赤字となった03年上期以来で最悪。

燃料費に関する懸念から、キャセイ航空の株価は年初来で28%下落して いる。これに対し、香港株の指標となるハンセン指数は21%安。

同社は今年6月、米司法省の価格談合をめぐる調査での和解に向け、 6000万ドルの罰金支払いに合意。仏・オランダのエールフランス-KLMグ ループや英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などに続いた。キャセイは この関連で4億6800万香港ドルを引き当てた。

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