英銀RBS上期は11.6億ポンドの損失か、バークレイズは42%減益へ

2008年1-6月(上期)の英銀決算は、ロ イヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が上場後40年 で初の赤字となり、バークレイズは過去10年で最大の減益になりそうだ。信 用関連の評価損や不良債権の拡大が響いたとみられている。

英銀2位のRBSは、8日に上期決算を発表する。ブルームバーグのアナ リスト10人を対象とした調査の予想平均では、RBSの損益は11億6000万 ポンド(約2460億円)の損失とされている。同3位のバークレイズは7日発 表の決算で、純利益が前年同期比42%減の15億2000ポンドと予想されている。

アナリストによると、RBSは上期に信用関連評価損を約57億ポンド計 上し、うち約3分の1がオランダのABNアムロ・ホールディングの投資銀行 部門の買収絡みだった。RBSはスペインのサンタンデール銀行、ベルギーの フォルティスと共同で昨年、バークレイズとのABNアムロ買収戦で競り勝っ た。銀行業界では史上最大の買収だった。

エクサンBNPパリバ(ロンドン)のアナリスト、イアン・ゴードン氏は 「バークレイズは運が良かったにしても、的確に判断したにしても、評価損拡 大につながる最悪の企業買収案件をうまく回避できた」と述べた。

RBS、バークレイズの両行とも、昨年の利益の約33%を証券トレーディ ングに依存していた。アナリスト調査によると、上期には、RBSが投資銀行 部門で20億ポンドの損失を計上するとみられる一方、バークレイズ・キャピ タルの税引き前利益は76%減の3億9200万ポンドと予想されている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE