ライオン社長:洗剤「トップ」実質値上げ検討-原料高で55億円影響

家庭用品国内2位、ライオンの藤重貞慶社長は 5日の記者説明会で、原材料高騰によるコスト上昇分について、今期(08年12月 期)は期初予想に比べ20億円増の55億円となる見通しを示し、主力の衣料用洗剤 「トップ」で容量を減らす実質値上げを検討していることを明らかにした。

原材料高による今期のコスト上昇分を期初には35億円と見込んでいたが、想 定をはるかに超える見込み。原材料高を吸収するため、抜本的な品質改良・性能向 上を実施。そのうえでの実質的値上げを「『トップ』で準備を進めている」と話し た。今後、出荷価格は据え置いて、容量を1.1キロから1.0キロに引き下げる。コ スト上昇分を価格転嫁で吸収し、従来予想通りの通期業績見通しを達成する方針。

国内衣料用洗剤市場では、ライオンが今年3月に「ブルーダイヤ」で、最大手 の花王も6月に「アタック」で実質値上げに踏み切ったが、藤重社長は「食品など も含めて実質値上げは消費者に受け入れられている」との認識を示した。また、「ク リーニング店や飲食店向けなど業務用洗剤の売れ行きが減っており、一方で家庭用 は需要が伸びている」と話し、生活防衛色の強い消費傾向がみられるという。

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