オリランド株は小動き、新施設開業費用で四半期減益-入園者数は増加

東京ディズニーリゾートを展開するオリエ ンタルランドの株価が小動き。税制改正による減価償却費の増加や新設備の準 備費用計上で、第1四半期(4-6月)の連結営業利益が大きく落ち込んだ。 ただ入園者数は増加したうえ、新設備が今後の収益を押し上げるとの期待も強 く、売り買いが交錯している。

株価は一時、前日比60円(0.9%)安の6890円と6営業日ぶりに反落する場 面もあったが、その後買い戻され、同20円(0.3%)高の6970円まで上昇した。

同社が5日取引時間終了後に発表した第1四半期決算によると、連結営業 利益は前年同期比33%減の43億3900万円。減価償却費が増えたうえ、7月に 開業した東京ディズニーランドホテルの準備費用、10月にオープン予定のシル ク・ドゥ・ソレイユ・シアターの開業に伴う準備費用を計上したことが響いた。

ただ、連結売上高は同6.5%増の806億8000万円に伸びた。TDLの25周 年記念に関連した商品の売れ行きが好調で入園者1人当たりの売上高が伸びた ほか、TDLと東京ディズニーシー(TDS)の合計の入園者数も増えた。

みずほインベスターズ証券の田村悦子アナリストは、「オリエンタルラン ドは個人株主が多く、第1四半期の減益を受けて売られた」と指摘する。その 一方で田村氏は、「入園者数が伸びていることはポジティブ。来期以降、TD Sの減価償却費の減少が見込まれるうえ、新しい施設の開業で利益に厚みが増 してくる」と述べ、新たな成長局面に入ったとの認識を示した。

第1四半期業績は計画を上回ったものの、会社側は、集客のボリュームゾ ーンである第2四半期(7-9月)以降の入園者数に対する天候リスクなどを 踏まえる必要があるとし、09年3月通期の業績予想を据え置いた。連結営業利 益は前期比8.8%減の284億円を見込む。

ブルームバーグに登録された証券系アナリスト10人の業績収益予想では、 営業利益の平均は297億円で、会社計画を上回る可能性が高いとみている。