米ファニーメイ:住宅ローン買い入れなどの手数料引き上げへ

米住宅金融大手ファニーメイ(連邦住宅抵当 金庫)は、金融機関からの住宅ローン買い入れや住宅ローン担保証券の保証の際 の手数料を引き上げる方針を明らかにした。これは借り入れコスト上昇につなが る恐れがある。

ファニーメイのウェブサイトに発表された金融機関あての書簡によれば、10 月1日から住宅ローン買い入れ手数料は0.5%と、従来の0.25%から引き上げら れる。

1930年代以来となる深刻な住宅不況のなか、政府支援機関(GSE)のフ ァニーメイとフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)は増収と損失縮小を目指 し、昨年以来審査基準を厳格化するとともに手数料を引き上げてきた。ただ、コ ンサルティング会社モーゲージ・バンキング・ソリューションズ(テキサス州オ ースティン)のコンサルタント、デービッド・リッケン氏は、こうした措置によ り、住宅ローンの融資を受けるのは難しくなり、借り入れコストも上昇したと指 摘する。

リッケン氏は、「他の選択肢がほとんどないため、いまは誰もがファニーメ イとフレディマックに頼らざるを得ない」と指摘。今回の手数料引き上げによっ て、「ローン価格は上昇し、米住宅市場は一段と悪化するだろう」と予想した。