欧州株:4日ぶり上昇、ソシエテやエールフランスの決算を好感

欧州株式相場は4営業日ぶりに上昇。仏銀 ソシエテ・ジェネラルと欧州最大の航空会社、エールフランス・KLMグルー プの発表した決算が予想を上回ったことから、景気減速をよそに企業が増益を 達成できるとの観測につながった。

ソシエテ・ジェネラルは2カ月ぶり高値に上昇。4-6月(第2四半期) の評価損縮小が買い材料だった。エールフランスは9カ月ぶり大幅高。利益見 通しを据え置いたことが好感された。独自動車大手ダイムラーが自動車関連株 の上げをけん引。原油が3カ月ぶり安値をつけたのが手掛かりだった。スポー ツ用品メーカー、独アディダスは粗利益率見通しの上方修正が買いを誘い、値 上がりした。

ダウ欧州株価指数は前日比2.7%高の284.98で終了。年初来では22% 下げている。

ベアリング・アセット・マネジメントのディレクター、ジェームズ・バッ クレー氏(ロンドン在勤)は、決算発表シーズンは「今のところ、市場関係者 が予想していたほど悲惨ではない。エネルギー価格や商品価格が急激に下落し ていることも、株式の支援材料になっている」と語る。

ソシエテ・ジェネラル

ソシエテ・ジェネラルは9.4%高。同銀が発表した4-6月期決算は前 年同期比63%減益。純利益は6億4400万ユーロと、ブルームバーグ・ニュー スがまとめたアナリスト予想中央値の5億5000万ユーロを上回った。サブプ ライム(信用力の低い借り手向け)ローンに絡む評価損は5億7500万ユーロ と、1-3月の12億ユーロから縮小した。

エールフランスは9.4%上昇。4-6月(第1四半期)決算は、純利益 が1億6800万ユーロと、アナリスト予想の1億5200万ユーロを上回った。 ジャンシリル・スピネッタ最高経営責任者(CEO)は、09年3月期の金利 税引き前利益が30%減となるとの5月の予想を据え置いた。

ダイムラーとアディダスはそれぞれ4.9%と7.7%の値上がりだった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比134.30ポイント(2.5%)高の5454.50。 FTオールシェア指数は同69.81ポイント(2.6%)上げて2776.36。

ドイツのDAX指数は168.89ポイント(2.7%)上げ6518.70。HD AX指数は77.11ポイント(2.4%)高の3303.54。

フランスのCAC40指数は105.72ポイント(2.5%)上昇し4386.35 で終了した。