サッポロ:中間期純損益は96億円の黒字-今期利益予想は据え置き

サッポロホールディングス は5日、中間期 (08年1-6月)の連結純損益は96億円の黒字(前年同期は55億円の赤字)だ ったと発表した。広告宣伝・販売促進費の圧縮が奏功したほか、同社が保有する 複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の持ち分15%の売却益なども寄与した。

営業損益は12億円の黒字(同12億円の赤字)だった。広告宣伝・販促費の 圧縮のほか、ビール・飲料両事業でコスト削減策を推進した。

売上高は前年同期比8.5%減の1935億円となった。国内酒類事業の販売減少 や飲料事業での不採算取引の見直しなどが響いた。高価格ビールの「エビス」ブ ランドや発泡酒が前年実績を下回ったほか、 消費者の節約志向が高まるなか、同 業他社が販売を伸ばした低価格の「第3のビール」でも新商品の発売が6月だっ たため、増収効果は限定的で、上期での影響は小さかった。

ビール系飲料(ビール、発泡酒、第3のビール)のシェアで万年4位だった サントリーが9月まで缶入りビールの値上げを見送ったことなどにより、従来3 位だったサッポロは今年上期に初めて4位に転落した。

通期売上高は下方修正

今期(08年12月期)の連結業績で利益予想については従来予想を据え置い た。純利益は前期比2.3倍の128億円、営業利益は同9.2%増の135億円を見込 む。しかし売上高については、同5.1%減の4263億円と従来予想の4492億円か ら下方修正した。