FOMC:FRB議長、インフレ抑制に強い姿勢示唆も-金利据え置きへ

5日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC) は政策金利を据え置く公算が大きい。ただバーナンキ米連邦準備制度理事会(F RB)議長は、FOMCメンバー間の意見の相違が過去10年余りで最大となる 状況を回避するため、インフレ抑制に向けた一段と強い姿勢を示唆する必要があ るかもしれない。

インフレ加速を受け、FOMC会合では1992年以来初めて、3人のメンバ ーが反対票を投じる恐れが出てきた。前回の6月会合以降、ダラス連銀のフィッ シャー総裁に加わり、ミネアポリス連銀のスターン総裁やフィラデルフィア連銀 のプロッサー総裁も物価上昇抑制を目的とした利上げを主張している。

12人で構成するFOMCでは投票権を持つFRB理事2人が空席となって おり、3人の地区連銀総裁の影響力が通常より大きい状況にある。このため、バ ーナンキ議長はこうした総裁らが言及するインフレ懸念に配慮しつつ住宅価格 下落や景気減速、信用危機にも留意した合意形成を行う必要がある。

ワコビアのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は「バーナンキ議長と コーン副議長は3人が反対票を投じないよう相当苦心することになるだろう」と 指摘。「声明では恐らく、インフレに一段と注目する方向に傾く」と語った。

FOMCはワシントン時間午後2時15分(日本時間6日午前3時15分) ごろに決定内容を発表する。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト69人を 対象にまとめた調査によれば、全員がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目 標は2%で据え置かれると予想している。

6月のFOMCは賛成9、反対1で政策金利据え置きを決定。ダラス連銀の フィッシャー総裁が反対票を投じた。ミネアポリス連銀のスターン総裁は7月 18日のインタビューで、金融政策の引き締めに住宅や金融市場の安定を待つ必 要はないと発言。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は同月22日、利上げ を「早めに」実施する必要があるとの認識を示した。

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