日曹達株は年初来高値、海外で農薬が伸長-中間業績予想を増額修正

日本曹達の株価が続伸。一時は前日比21 円(4.6%)高の477円まで買われ、年初来高値を更新した。食糧問題を背景 とした穀物市況の高騰などを追い風に野菜用の農薬が販売高を拡大、業績は会 社側の期初予想を上回っている。4日付で中間業績予想を増額修正しており、 良好な収益動向を評価する買いが優勢となった。

日曹達の新しい2008年9月中間期の連結営業利益予想は、前年同期比 13%減の30億円。従来予想は3億円だったため、27億円の増額修正となる。 穀物高を受けて飼料添加物「メチオニン」や殺虫剤「モスピラン」などが海外 を中心に伸長、収益性が高まっているという。

同社総務部長の小沢史比彦氏によると、「輸出全般が好調に推移している が、あえて言えば北米向けの野菜・果樹向け製品の伸びが目立つ」そうで、し ばらくこの傾向は続く見込み。持ち分法適用会社の業績も好調なため、9月中 間決算公表時に09年3月通期業績予想を見直す予定だ。

現時点における会社側の09年3月通期の連結1株利益(EPS)予想は 24円32銭で、この日の高値で算出した株価収益率(PER)は19.6倍。TO PIX化学株指数を構成する121銘柄の平均PERは14.3倍で、若干プレミ アムを付けて評価されている。