カルソカン呉社長:部品共通化でコストダウン、日産以外の顧客も開拓

日産自動車向けの自動車部品最大手のカル ソニックカンセイの呉文精社長は5日放映のブルームバーグテレビジョンのイ ンタビューで、営業利益率を2倍に引き上げる中期目標達成のため、異なる車 種に共通して使える部品の数を増やしてコストダウンに取り組むことを明らか にした。日産以外の新規顧客の開拓にも力を入れる。

呉氏は、同社は「部品の種類が多過ぎて、工場での段取り替えなどにかか る時間が多い」と述べ、部品を車種間で共有化したり、モデルチェンジしても 基本的な設備や型を使える部品を増やしたりして、コストダウンを進めたいと 語った。インタビューは7月30日に収録した。

前期(2008年3月期)決算では、利益の出ない「モジュール」製品を除い た事業の営業利益率は2.5%だった。中期経営計画ではこれを2013年3月期に 倍の5%に引き上げる目標を掲げている。トヨタ自動車向けの最大の部品メー カーであるデンソーの前期の営業利益率は8.7%で、カルソカンを大幅に上回 っている。

中期計画最終年度の売上高目標は20%増で、コンプレッサーや空調ユニッ ト、ラジエーターなどの新製品を投入していく予定。特に中国では、米ゼネラ ル・モーターズや、独フォルクスワーゲンにも供給を目指している。

カルソカンの「モジュール」を除く売上高のうち、日産以外向けは現在 40%程度だが、呉氏はこれを「5割ぐらいになるようにしたい」と述べた。日 産向けを減らすのではなく、日産自身の年間5%程度の売り上げ増には応える 一方で、他メーカー向けにも「それを相当上回るペース」で拡販したいという。

カルソカンは昨年8月、インド北部に空調ユニットをスズキ向けに供給す る合弁企業を設立したが、GMや日産向けにも部品を供給する合弁事業を現地 で検討している。また2500ドルという低価格の自動車を売り出したインドの タタ・モーターズの生産方式についても研究しているという。

カルソカン株の午前終値は前日比2円(0.6%)安の344円。年初来では 約40%下落している。

--共同取材:古松裕子、曽宮一恵 Editor:Kenzo Taniai, Eijiro Ueno

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