米メリル元幹部キム氏、ヘッジファンド運用計画を撤回-投資家辞退で

米証券大手メリルリンチの元トレーディン グ・投資銀行部門責任者、ダウ・キム氏(45)は、ヘッジファンドの運用開始 計画を撤回した。この問題に詳しい関係者2人が明らかにしたもので、投資家 が投資を辞退したためだという。

交渉は非公式だとして匿名を条件に明らかにした同関係者によると、キム 氏は自身のダイヤモンド・レーク・インベストメント・グループ社に合計で約 10億ドル投資することで合意していた機関投資家と交渉を進めていた。同社は こうした投資家の約束に基づき30人を採用していた。

関係者によれば、信用収縮や一部市場で20%を超える株安に伴い、投資家 は方針を転換した。キム氏は投資対象が株式や債券、通貨に及ぶマルチストラ テジー型のヘッジファンドを計画していた。

キム氏はコメントを控えている。同氏は2006年、メリルで幹部として2番 目に高い報酬を受け取っていたが、07年5月に13年勤めたメリルを退社した。