短期市場:翌日物0.50%付近、税揚げ越え需要減-金先は高値もみ合い

短期金融市場の無担保コール翌日物は

0.50%付近で推移している。国庫に法人税を納める税揚げ日を越えたことで、銀 行の資金需要が減少している。ユーロ円金利先物相場は、景気後退懸念から買い が入る一方、前日の米債安が上値を押さえ、4月以来の高値圏でもみ合っている。

翌日物は4日の加重平均0.502%に対して、国内銀行の調達が0.50%、外国 銀行の調達は0.505%から0.50%に低下している。一方、レポ(現金担保付債券 貸借)は、6日や7日スタート分が0.52-0.54%程度で推移している。

日銀は午前9時20分の定例調節を見送った。準備預金(除くゆうちょ銀) は前日比1000億円減の5兆1000億円程度になる。残り必要積立額(1日平均4 兆4400億円)と積み終了先(4日は2100億円)から推計した中立水準は4兆 7000億円程度とみられ、4000億円程度の余裕が残る計算だ。

税揚げ日を越えたことで資金運用の増加も指摘されている。8日の国債発行 日を越えるとしばらく資金不足要因がなくなるうえ、15日には国から年金が払 い込まれる資金余剰日が控えている。一方、銀行による準備預金の積み上げは、 平均ペースと比べた進ちょく率かい離幅がプラス3.1と緩やかに進んでいる。

金先は高値もみ合い

ユーロ円金利先物相場は高値もみ合い。景気後退懸念が相場を支える半面、 前日の米債安や10年債入札を控えた債券先物の売りが金先相場の上値を押さえ ている。市場は、この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で示される 景気判断にも注目している。

中心限月2009年3月物は前日比0.005ポイント高い99.150(0.850%)と、 4月22日(99.160)以来の高値で取引開始し、99.145-99.150で推移している。 直近限月の08年9月物と08年12月物も99.155から99.160で推移しており、各 限月の金利をベースにした利回り曲線はほほ平たんで、年度内の利上げ観測はは く落した格好となっている。