豪中銀:政策金利を7.25%に据え置き-市場の予想通り(2)

オーストラリア準備銀行(RBA)は5日 の政策決定会合で、政策金利である翌日物オフィシャル・キャッシュレートを

7.25%と、12年ぶり高水準に据え置く決定を下した。景気減速により、目標を 上回る水準に上昇していたインフレ率に落ち着く兆しが出ている。

ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト24人全員が金利の据え 置きを予想していた。

豪州の小売売上高が6年ぶりの大幅減となり、消費者信頼感が低下し、雇 用の伸び鈍化の兆しがみられるなか、RBAのスティーブンス総裁に対する利 下げ圧力が高まっている。利下げが行われれば2001年以来となる。スティーブ ンス総裁はこの日、10年にインフレ率は3%未満に低下するとの見通しを示し た。

同総裁は「需要の鈍化を背景に、金融当局は今後現行よりも引き締め姿勢 を緩めた政策に移行する余地が拡大しているとみている」と説明した。

豪ドルは米ドルに対し、7月16日に1豪ドル=0.9849米ドルと25年ぶり 高値を付けて以来、5%余り下落している。シドニー時間午後2時35分(日本 時間同1時35分)現在は1豪ドル=0.9243米ドルと、政策金利据え置き発表 前の同0.9272米ドルから下落。2年物豪州債の利回りは8ベーシスポイント (bp、bp=0.01%)低下の6.11%。

市場関係者らは、国内総生産(GDP)成長率が1-3月期に約2年ぶり の低水準に落ち込むなか、RBAは利下げを強いられると指摘する。

RBAは、インフレ抑制を目指して3月に2カ月連続となる利上げを行っ て以来、政策金利を現行水準に据え置いている。同中銀はインフレ率を平均で 2-3%に維持することを目指している。

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