米ワコビア株が大幅安-財務めぐりモルガン・キーガンが売りを勧告

4日のニューヨーク株式市場で、米銀4位の ワコビアの株価が前週末比9.9%安となった。米モルガン・キーガンが、ワコビ アの新最高経営責任者(CEO)は財務立て直しにより多くの時間が必要だと して、投資家に同行株の売りを勧告したことが手掛かり。

ワコビアの株価終値は前週末比1.87ドル安の17.11ドル。先週付けた7週 間ぶりの高値から後退し、一時は11%安を付けた。アナリストのロバート・パ ッテン氏は、この日行われたロバート・スティールCEOとアナリストの会合 に先立ち、投資家は行動すべきだと主張した。

ワコビアは先週、米証券ゴールドマン・サックス・グループが同行に買収 提案するとの観測が再燃し、株価が31%上昇した。アナリストらのこれまでの 指摘によると、スティールCEOは約90億ドルの赤字を受け、投資信託部門や 証券売買仲介部門などの資産売却に動く可能性がある。

パッテン氏はリポートで、ワコビアの財務てこ入れは「困難で不安定な市 場の中で時間がかかる。既存株主がより大きな痛みを伴わずに、それが実現す ることは恐らくないだろう」と指摘。「現実的にみて、ワコビアには短期的に簡 単に立て直す措置はない」と分析した。同行株の投資判断は「アンダーパフォ ーム」としている。