東京外為(予想):ドルもみ合いか、原油下落が支え-FOMC見極め

東京外国為替市場ではドル・円相場がもみ 合う展開が予想される。早朝の取引では1ドル=108円台前半と、前日のニュー ヨーク時間午後遅くに付けた108円27銭付近で推移。海外市場では原油相場の 大幅下落を受けて、ドルの買い戻しが進んだものの、この日の米国時間に連邦 公開市場委員会(FOMC)を控えて、金融政策動向を見極めたいとの意向か ら積極的な取引は見送られる可能性がありそうだ。

原油相場が急落

前日のニューヨーク原油先物相場は反落し、一時は5月以降初めて1バレ ル=120ドルを割り込む場面もみられた。

原油相場の下落を受けて、海外市場ではドルの買い戻しが進みドル・円相 場は一時108円29銭(ブルームバーグ・データ参照、以下同じ)と、2営業日 ぶりの水準までドルが値を戻した。

また、一時1ユーロ=1.5631ドルまでドル安が進んでいたユーロ・ドル相 場は、1.55ドル半ば近辺までドルが反発。1.55ドル台後半でこの日の東京時間 早朝の取引を迎えている。

この日の東京市場では国内企業の決済集中日に当ることから、輸入企業を 中心としたドル買い需要が観測され、海外市場の流れを引き継ぎドルは底堅さ を維持する可能性がありそうだ。

FOMCを見極め

一方、この日の米国時間には連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCを 開く。ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想では、政策金利は据え置 かれる見通しで、先行きの政策動向を見極める上で、声明文の内容が焦点とな っている。

前回6月会合の声明文では、「経済成長の下振れリスクが残るものの、幾 分か縮小したもようであり、インフレとインフレ期待の上振れリスクは拡大し た」として、インフレへの警戒度が高められた。経済指標の弱含みや信用不安 がくすぶるなかで、インフレと景気判断のバランスをどのようにとるかが注目 される。

また、この日はオーストラリア準備銀行(RBA)も政策決定会合を開き、 東京時間の午後に結果が判明する。市場予想では政策金利の据え置きが見込ま れている。豪経済の減速懸念が生じているなか、一部では早期の利下げ観測も 出始めており、内容次第では、豪ドルに売り圧力がかかる局面も警戒される。

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