米企業の高利回り社債保有リスク、上昇-企業破たんと資金繰り懸念で

4日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、世界的な信用危機が企業の資金調達手段を圧迫しつつある兆 候が見られるなか、投資不適格(ジャンク)級の米企業の社債保証コストが約 1カ月ぶりの高水準に上昇した。

米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの社 債保証コストは8営業日連続で上昇し、過去最高となった。北米のジャンク級 企業100社の社債に関連するマークイットCDX北米高利回り指数は、3月半 ば以来の低水準に落ち込み、企業の債務返済能力への投資家信頼感の低下を示 唆した。

米住宅建設WCIコミュニティーズと百貨店チェーンのボスコフズは4 日、過去最高の住宅差し押さえ件数とエネルギー価格上昇で個人消費が減速す るなかで、米連邦破産法11条に基づく保護適用を申請した。3日には米自動車 大手クライスラーの金融部門が、目標としていた300億ドルの信用融資枠のう ち60億ドルを獲得できなかったことを明らかにしていた。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7月に、住宅所 有者や消費者を圧迫している信用危機の企業への波及に伴い、ジャンク級の米 企業のデフォルト(債務不履行)率が今年12月までに5.4%、2009年6月末 までに6.1%に上昇する公算が高いと予想していた。ムーディーズによると、 4-6月(第2四半期)末までに高利回り債のデフォルトに陥った企業は35社 と、07年全体を上回った。

バークレイズ・キャピタルによれば、マークイットCDX北米高利回り指 数はニューヨーク時間午後4時49分(日本時間5日午前5時49分)現在、0.625 ポイント低下の92.5。ブルームバーグのデータでは、これはジャンク債1000 万ドルの5年間のデフォルトに対する年間保証料が約1万9600ドル増え、71 万8600ドルになったことを意味する。CMAデータビジョンによると、保証料 は7月7日以来の高水準。

GM債の前払い保証料は1.75ポイント上昇の48.5%。同社は先週、4- 6月期決算が155億ドルの赤字だったと発表していた。フォード債の前払い保 証料は38.25%から39%に上昇した(CMA調べ)。

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