英銀HSBCの1-6月期:29%減益、米国で不良債権増加(2)

時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホ ールディングス が4日発表した2008年1-6月(上期)決算は、前年同期比 29%減益となった。米国での不良債権増加に対応し引き当てを増やした。

純利益は77億ドル(1株当たり65セント)と、前年同期の109億ドル(同 94セント)から減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想 (11人の平均)は73億ドルだった。

HSBCは1-6月期に貸倒引当金を101億ドル(約1兆900億円)積ん だ。07年は不良債権で172億ドル、06年は106億ドルの損失を計上した。ステ ィーブン・グリーン会長は高成長のアジアでの事業が米国の減速を補うことを 期待している。

MFグローバル・セキュリティーズのアナリスト、サイモン・モーガン氏 は「北米での貸し倒れ償却はピークに近いと思われる」と述べた。また、「HS BCは事業再編を進めており、今後は新興市場からの影響が高まるだろう」と 指摘した。

ロンドン時間午前9時40分(日本時間午後5時40分)現在の株価は前週 末比0.8%高の843.75ペンス。年初来では0.2%上昇。