共英鋼が午後プラス転換、値上げ浸透で鋼材好調-通期業績予想を増額

住友金属工業系列の電炉大手、共英製鋼の 株価が、業績予想の修正を発表した午後1時以降にプラス転換して急伸。一時 は前週末比130円(5.8%)高の2365円を付けた。原料となるスクラップの高騰 は続いているが、製品価格の値上げが浸透、2009年3月期の業績予想を引き上 げたことが好感された。

午後1時20分現在の株価は同4.5%高の2335円で、出来高は27万9400株。 午後1時から同20分までに13万8000株の売買が約定した。業績修正直後に1 万3000株(同社株の最小売買単位は100株)の買い注文が出て、小口の買い注 文が相次ぎ入った。午後1時直前の株価は同2.0%安の2190円だった。

新しい業績予想は、連結売上高が前期比29%増の2350億円、純利益が同 22%減の86億円で、前回予想と比較すると、売上高で100億円(4.4%)、純利益 で6億円(7.5%)の増額。4-6月期(第1四半期)の好調を受けて上半期業 績予想を上方修正する一方で、下半期については原材料価格の先行き不透明を 理由に、期初の予想値を据え置いた。

同時に公表された第1四半期連結決算によると、売上高が前年同期比25% 増の557億円、営業利益が同85%減の7億4800万円で、純利益は同79%減の 6億2300万円となった。粗利益率は6.1%。前年同期の16.0%からは大きく悪 化しているが、製品価格への転嫁で採算性は改善している。

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