短期市場:翌日物0.50-0.51%、税揚げや短国発行-金利先物は小幅高

短期金融市場の無担保コール翌日物は0.50 -0.51%付近。国庫に法人税を納める税揚げと短期国債の発行が重なり、資金需 要は増えるが、月末を越えたことで運用意欲も高まっている。一方、ユーロ円金 利先物相場は、景気懸念が強まる一方、入札を控えた債券先物売りもあり、小幅 高(金利は低下)で推移している。

翌日物は1日の加重平均0.504%に対して、国内銀の調達が0.50-0.505%、 外銀の調達は0.505-0.51%から一部0.515%をつけている。レポ(現金担保付 債券貸借)は、当日物が0.51%程度、5日や6日スタート分は0.52-0.54%程 度で推移している。

日本銀行は午前9時20分の定例調節を見送り、準備預金(除くゆうちょ 銀)を2000億円減の5兆2000億円程度とした。残り必要積立額(1日平均4兆 4800億円)と積み終了先(1日は2500億円)から推計した中立水準は4兆7000 億円程度とみられ、引き続き資金需給には余裕がある。

4日は税揚げと政府短期証券(FB)の発行で1兆5500億円の資金不足と なる決済日。ただ、大方の不足はすでに金融調節で埋まっている。準備預金の積 みが緩やかに進ちょくしているほか、外銀の調達減少で無担保コール残高も落ち 込んでいる。積み最終15日は国から年金が支払われる余剰日で、レポ1-3週 間物は0.55%付近に運用意欲が指摘される。

金利先物は小幅高

ユーロ円金利先物相場は小幅高。米国ではゼネラル・モーターズ(GM)の 大幅な赤字決算や失業率が4年ぶりの水準まで上昇するなど、景気懸念の材料が 多く、欧米の利上げ観測は後退している。一方、国内では新内閣が景気対策の補 正予算を検討するなか、10年債入札も控えた債券先物の売りが金先の上値を抑 えている。

中心限月2009年3月物は前週末比0.010ポイント高い99.140で取引を始め、 一時99.145(0.855%)と、4月22日(99.160)以来の高値をつけた。その後 は債券先物の下げを受けて伸び悩んでいる。2年スワップは1.085-1.09%と、 前週末のレンジ1.085-1.10%の下限付近で推移している。