旭ダイヤ株が3日ぶり反発、太陽電池向け工具が好調-四半期6%増収

ダイヤ工具首位の旭ダイヤモンド工業の株 価が3営業日ぶりに反発。太陽電池向けやLED(発光ダイオード)向けの切 断工具が伸長し、4-6月期(第1四半期)の連結売上高は前年同期比5.8%増 の93億円に増大した。退職給付差異に絡む費用計上で営業減益となったが、本 業が好調に推移していることが好感されたようだ。

この日は買い気配で取引をスタート。午前9時9分すぎに前週末比20円 (3.0%)高の687円で1万4000株の売買が成立した。同社株は6月18日に付 けた戻り高値の790円から前週末まで15%下落していた。

旭ダイヤが前週末1日の取引終了後に公表した第1四半期決算によると、 連結営業利益は前年同期比18%減の9億3900万円。退職給付差異で3億円弱の マイナス要因が働いたが、同社が注力する電着ダイヤワイヤソー「エコメット」 は想定通り拡大、同製品売上高は20%伸びた。液晶表示装置用ガラス用工具も 同17%増と好調で、主力の電子・半導体事業は同14%増の32億円となった。

同社総務部長の野口秀和氏は第1四半期決算について、「売上高は目標通 り伸びたが、利益は退職給付差異の影響もあり、想定を若干下振れた」と総括、 退職給付差異に絡む営業利益下押し要因は年間11億円になると説明した。

エコメットの好評を受け、同社は千葉工場内に同製品専用のラインを新た に立ち上げる計画。「設備投資は来期にまたがって行うため、今期業績への影 響は軽微」(野口氏)としている。

同社はまた、発行済み株式総数の1.58%に相当する100万株を上限に自社 株買いを行うことを決定した。期間は8月13日から12月25日まで。

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