米SEC:シティを正式調査-入札方式証券の販売めぐり不正の疑い

米証券取引委員会(SEC)は、入札方式証 券(ARS)の販売をめぐり米銀大手シティグループの正式調査を開始した。米 ウォール街の金融機関は今年2月中旬、ARSの買い支えを取りやめた。

シティのSECへの届出書によれば、ARSを販売したシティなどは、州と 連邦の当局から召喚状を受け取り、情報提供を求められた。これらの州にはマサ チューセッツ、ニューヨーク、テキサスの各州が含まれる。

当局は、購入したARSを売却できない投資家からの苦情を受け、調査を開 始。ARSを購入した投資家の多くは、同証券の流動性は高く、現金同様だとの 説明を受けていたと指摘している。

スイスの銀行大手UBSも、ARSの販売をめぐりマサチューセッツ州のガ ルビン州務長官とニューヨーク州のクオモ司法長官から提訴された。ガルビン長 官は7月31日、米証券大手メリルリンチもARS販売をめぐり投資家を欺いた として処分の手続きを開始。また引き続き米銀バンク・オブ・アメリカ(BO A)の調査も進めている。