【注目株】伊藤忠、東エレク、日産、NTT、富士重、新日石(2)

4日の材料銘柄は以下の通り。

伊藤忠商事(8001):中国最大の国有食料企業グループ、中糧集団(COF CO、北京)と食料分野で包括提携すると、4日付の日本経済新聞朝刊が伝え た。穀物や乳製品、食肉などを世界各国で共同で買い付け、倉庫の共同運営な ど物流でも協力するという。

自動車大手メーカー:自動車大手各社が1日発表した7月の米国新車販売台 数で、日本の自動車メーカー8社のシェアは前年同月比3.8ポイント増の

43.0%と過去最高を更新。一方、米大手3社ビッグスリーは同5.4ポイント減 の42.7%と過去最低で、単月ベースで日本勢が米国を初めて上回った。米調査 会社オートデータの集計による。ガソリン価格の高騰や景気低迷が自動車販売 を直撃するなか、燃費の良い小型車に強い日本勢がシェアを伸ばした。

東京エレクトロン(8035):今期(2009年3月期)の連結営業利益が前 期比58%減の700億円程度にとどまりそうだ、と2日付の日本経済新聞が報 じた。従来予想(50%減の840億円)から減益幅が拡大する。韓国や台湾など の大手半導体メーカーが採算悪化で設備投資を抑制。半導体製造装置の受注高 が想定以上に落ち込むという。

日産自動車(7201):第1四半期(4-6月)連結決算は、純利益が前年 同期比43%減の528億円。主力の米国市場で稼ぎ頭となっていたライトトラッ クと呼ばれる大型車の販売が落ち込んだうえ、円高や北米でのリース車両残存 価値下落リスクを見込んだ引当金の計上などで、2年連続の減益となった。

NTT(9432):2日付の日本経済新聞は、NTTの4-6月期連結営業利 益(米国会計基準)が3000億円台後半と、前年同期の2992億円を大きく上回 ったようだ、と報じた。固定通信事業の落ち込みは続いているが、営業利益の 7割を稼ぐNTTドコモ(9437)の45%増益が寄与したもよう。

富士重工業(7270):第1四半期(4-6月)連結決算は、純損益が前年同 期の3億円の赤字から14億円の黒字に転換した。ロシアや中国など新興国を 中心とした海外販売が好調に推移した。これを受けて中間期の営業および経常 利益予想を上方修正した。

新日本石油(5001):家庭用燃料電池の量産に乗り出す、と2日付の日本経 済新聞朝刊が報じた。提携先の三洋電機の工場に生産設備を導入し、一般販売 を始める09年度に年1万台、15年度までに年4万台を生産できる体制を整え るという。総投資額は100億円。

日本板硝子(5202):建築用板ガラス製品を値上げすると発表した。値上 げ幅は10-20%で、9月1日出荷分から適用する。同社は1月15日に値上げ を実施したものの、その後も重油をはじめとする原燃料などの高騰が続き、コ ストアップしたことが要因。

オリンパス(7733):今期(09年3月期)の連結売上高予想を従来比

3.7%下方修正し1兆1080億円にすると発表した。欧州などでデジタルカメラ の値崩れが進んでいることなどが背景。

ヤマダ電機(9831):2日付の日本経済新聞朝刊は、ヤマダ電機の4-6月 期の連結経常利益が95億円前後と前年同期に比べて4%減ったようだ、と伝 えた。ガソリン高の影響で主力の郊外店が苦戦、競争激化で販売促進費も積み 増したという。

アサヒビール(2502):6月中間期の連結純利益は前年同期比37%増の 189億円。広告宣伝・販売促進費の削減が想定以上に進んだ。今期(08年12 月期)の連結業績見通しを見直し、純利益は前期比7.1%増の480億円(従来 予想は470億円)と8期連続の過去最高を見込む。

オリックス(8591):3日付の日本経済新聞は、オリックスが地方銀行13 行と、中堅・中小企業の海外進出支援やM&A(合併・買収)仲介などで提携 すると報じた。全国に拠点をもつ大手銀行に対抗し、互いの顧客基盤を生かし て営業強化につなげるという。

鉄道・航空:今年のお盆(8月8-17日)の主要交通機関の予約状況が1日、 出そろった。国内では航空会社の予約状況が前年並みにとどまっているのに対 し、新幹線は4%を超える伸びで根強い人気。一方、航空国際線は燃料油高に よる運賃値上げが直撃、北京五輪の期間(8-24日)と重複しているにもか かわらず、中国路線の不振が目立つ。

アステラス製薬(4503):第1四半期(4-6月)の連結純利益は前年同 期比5.1%増の452億円。主力製品の販売が国内外で増加したほか、売上高原 価率が前年同期比1.1ポイント改善したことなどが寄与した。

東京精密(7729):DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出し メモリー)を中心としたメモリーの供給過剰による設備投資の抑制が続き、操 業度が低下、第1四半期(4―6月)の連結純損益は6億2300万円の赤字と なった。棚卸資産会計基準の適用に伴い特別損失が発生したことも響いた。前 年同期は15億4000万円の黒字だった。09年3月期の連結純利益予想は前期 比79%減の10億円と従来計画を14億円減額修正した。

Jパワー(9513):豪州ニューサウスウェールズ州にあるナラブライ炭鉱 の権益7.5%を取得した。最大で年間600万-700万トン規模の生産が可能な 同炭鉱から発電用の石炭を調達するため、長期契約を締結する予定。

NTTデータ(9613):独自動車メーカーBMWから同社の情報システム 子会社サークエント(本社・ミュンヘン)の発行済み株式72.9%を買い付け、 経営権を取得することで正式合意した。取得金額は非公開で、BMWは引き続 き同社株式を25.1%保有する方針。

もしもしホットライン(4708):大型スポット需要の継続により高水準の人 員稼働率が続き、第1四半期(4―6月)の連結純利益は前年同期比23%増 の12億9700万円に伸びた。

ブラザー工業(6448):工業用ミシン事業の不振が響き、第1四半期(4- 6月)連結営業利益は前年同期比23%減の92億600万円。ただ、連結純利益 は税負担の軽減により、同7.1%増の64億7400万円と増益を確保した。

山崎製パン(2212):6月中間期の連結営業利益は前年同期比32%増の140 億4200万円。売上高が伸びたことに加え、昨年12月、ことし5月と2度にわ たり、パン、和菓子製品の値上げを実施し、収益性が改善した。

大和ハウス工業(1925):第1四半期(4-6月)の連結純利益は前年同期 比42%減の22億5700万円。資材価格の高騰や販売費・一般管理費がかさみ、 収益を圧迫した。09年3月期の業績予想は従来計画を据え置いた。

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