経財相:有効需要創出のためのばらまき政策あり得ない-物価高対策

与謝野馨経済財政政策担当相は2日午前の 福田改造内閣発足に伴う初閣議後の会見で、原油高などに伴う総合的な物価高 対策の取りまとめについて「今の物価上昇は国内的要因よりは、海外の原油 高・原材料高、また食料品を中心とした価格高騰によるもの」と指摘した上で、 「有効需要を創出するようなばらまき的な政策はあり得ないとしても、何か有 効な手段を講じるという姿勢で各省庁と相談していきたい」と語った。

経財相は一定の財政出動をすることに関しては、「予算や税制の手段を動 員しなければならない。国民の生活、経済活動、国民の将来に深くかかわるこ とについては正確な判断をする必要がある」と述べるにとどめた。対策の検討 については、4日から開始する意向を示した。

政府が掲げる2011年度の国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバラ ンス)の黒字化の目標については「動かすわけにはいかない」としながらも、 「06年に想定したような経済成長が想定できない。昨年の税収の落ち込みや今 年予想される税収の落ち込みを考えると、自然体でプライマリーバランスを達 成できるかというのは、大田前大臣が指摘するように非常に難しい」と語った。

経財相は1日夜、官邸で行われた福田改造内閣の閣僚指名後の初の記者会 見で、景気認識について「循環的な要因で景気が後退するということは、昨年 の暮れぐらいから始まっていた可能性がある」との見方を示した。この点につ いて経財相は2日の会見で、「私は在野であったので、在野の判断として申し 上げた。内閣府・政府の正式な判断として7日に申し上げる」と語った。