ドイツ銀の信用格付け「AA-」に下げ、予想以上の評価損で-S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は1日、独銀最大手、ドイツ銀行の長期発行体格付け(カウンタ ーパーティ格付け)を「AA-」と、従来の「AA」から1段階引き下げた。 同社が7月31日に発表した2008年4-6月(第2四半期)の評価損が23億ユ ーロ(約3850億円)とアナリスト予想を上回ったことを反映させた。

短期格付け「A-1+」は据え置いた。アウトルックはいずれも、格付け が下方に向かう可能性を示す「ネガティブ」。S&Pはまた、投資銀行業界は 依然として大きな圧力にさらされているとの認識も示した。

ベルント・アッカーマン氏らS&Pのアナリストは1日付のリポートで、 「現在の厳しい環境のなかで、ドイツ銀行が他の大手行に比べ際立って優位と はもはや考えられなくなった。格下げはこれを反映したものだ」と説明した。

ドイツ銀の第2四半期決算は前年同期比で64%の減益。証券部門は評価損 が響き赤字だった。ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は08年末 までの業績について「引き続き慎重」な姿勢を示した。