オリンパス:通期の売上高予想を4%減額、デジカメ値崩れ-利益維持

医療用内視鏡世界最大手の精密メーカー、 オリンパスは1日、今期(2009年3月期)の連結売上高予想を従来比3.7%下 方修正し1兆1080億円にすると発表した。欧州などでデジタルカメラの値崩 れが進んでいることなどが背景。

利益は、在庫管理が機能しているとして予想を据え置いた。純利益は前期 比26%減の430億円、営業利益は同16%減の950億円を見込んでいる。デジ カメの通期出荷計画1260万台も変更しなかった。

世界的な景気減速の中、デジカメ事業は競争激化と価格下落に直面。同時 に発表した第1四半期(4-6月期)決算も、円高や資源高に加え、デジカメ の単価下落が減益につながった。こうした傾向はソニーやキヤノンの決算でも 同様だった。

会見したオリンパスの山田秀雄取締役専務執行役員によると、デジカメの 価格下落は期初予想以上だが、「いたずらにシェアを追わず在庫をコントロー ルしている」ことから、損益は計画に沿って推移しているという。同席した川 又洋伸経理部長によると、今期のデジカメ単価の下落率は前期比12%程度と、 期初想定より2%拡大する見込み。

4-6月期の単価下落11%

第1四半期の純利益は、前年同期比63%減の65億円。売上高は同3.8% 減の2543億円で、営業利益は同44%減の175億円。円高は売り上げで138億 円、営業損益で6億円のマイナス要因となった。

デジカメなど映像部門の営業利益は前年同期比34%減の98億円。前年同 期比のデジカメ単価下落は11%で、「期初予想よりも1%程度下がった」(山 田氏)という。出荷台数は260万台と前年同期並み。うち一眼レフは15万台。

医療部門の利益も、英機器メーカージャイラス・グループ買収に伴うのれ ん代の償却負担から同17%減の178億円。携帯電話販売などを手掛ける情報通 信部門は、端末販売制度変更に伴う買い換えサイクル長期化で売上減となった が、コスト削減で前年同期とほぼ横ばいの営業利益1億円を確保した。

オリンパス株価の終値は前日比150円(4.1%)安の3490円。